子育て(得)情報

「あおもり子育てネット」の過去記事を再編集して掲載しています。

思春期のミカタ~手を離すよ、見守るから。

1;思春期の「見方」


1-1kuroma_2.gif 思春期のモンダイ

◆このごろあの子がわからない・・・。

 小さい時は素直ないい子だったのに、最近は反発したり無視したり。ちっとも言うことを聞かないかと思えば、妙に無口になって部屋にこもりがち。この頃あの子の姿が見えない。わからない・・・。

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◆不安定で繊細な「ガラスの10代」

 小学生高学年から高校生くらいまでは、自立に向かう大切な時期。もうコドモでもない、でもまだオトナでもない。つまり、親は干渉し過ぎてもダメ、放任し過ぎてもダメ。

 親の存在に苛立ち、友人の存在に過敏になり、自分の力を過信したり幻滅したり。そんな不安定で繊細な「ガラスの10代」は、親だって経験してきたはずですよね。

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◆時代が変わった! 子どもも変わった?!

 でも今は時代が変わりました。ケータイとネットを駆使して、多くの情報を自由に得たり、友人とそつないやりとりをする子どもたちが増えているといいます。

 コミュニケーション術に長け、親や先生と表面上は問題なく付き合いながら、未来への不安を話せずに、抱えこんでしまう子どもたち。

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 親は、大人は、どう理解しどう向き合っていったらいいのでしょうか。10年後、20年後にこの青森を、日本を、そして世界を担う、思春期の子どもたちに。
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1-2kuroma_4.gif思春期のシンズイ

「子どもが言うことを聞かない」、「子どもがわからない…」

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◆親の下から抜け出したい、抜け出せない
 この時期の子ども達は、自分なりの心の世界を築くために、親の価値観から抜け出そうとします。でも現実的には親に頼らざるを得ませんよね。そこで、親に生理的な反抗を示し、親と一線を画すようになるといいます。
◆何でもできるはず!でも何もできない・・・

一方で、まだはっきりとした将来のイメージについてビジョンを持てていない場合は、“自分は何にでもなれる”“何でもできる”という「万能感」を持ってしまいがち。理想と現実とのギャップに触れるたび、戸惑いや深い挫折感を味わいます。

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◆行ったり来たり、揺れる思春期

 『精神的な自立』への道のりは、決してスムーズな一方通行ではありません。“万能感”から自信過剰に振舞う一方、すぐに“挫折感”が引き起こす“依存心”に引き戻され、甘えと反発との繰り返しになります。親からは「子どもが見えない」「本心がわからない」と見えるのかも知れません。


 でも、心配することはありません。未来への期待や願望が多いほど、「自立したい」という要望が強く湧き上がるもの。挫折や不安感にさいなまれていそうな時は、家庭ではその努力を称え、温かく受け止め、再挑戦を励ましましょう。真の自立とは、一生をかけて果たすもの。焦らず、温かく見守りたいものですね。

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◆家庭で、親のあなたにできること

 そしてまた、自意識が過剰になるがゆえに、外で多くのストレスを抱えてくる思春期の子ども達。家庭ではイライラして、「そんなことしてるなら?したら?」「いい加減に?しなさい!」と解決策を押し付けていませんか?

 「最近どう?」と声をかけてみましょう。たとえ無視されても“ここに貴方を見守っている私が居るよ”というメッセージは伝わるはず。

 もしこどもが話し始めたら、「そんなことがあったの…」「本当はそうしたいと思っているのね」と聴き手にまわってみましょう。誰かに話すことでストレスのほとんどは軽減されますよね。

 問題の“解決策”は子ども自身が見つけるもの。家庭では暖かなストレス“解消法”を教えてあげてはいかがでしょうか。

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◆夫婦仲良く。子離れの心構えも・・・

 また子どもが安心して社会に出て行けるように、夫婦が仲良くするのは基本です。これまで子育てにかかりきりだったという親も、子どもが巣立った後の生き方や仲間を探して、少しずつ子離れする練習をしていくのも、大事なことかもしれません。


思春期の永遠のテーマ、「反抗」と「性」

思春期の特徴は『反抗』と『性』」と話してくれたのは弘前学院大学の野口伐名教授。「どちらも自立には欠かせないプロセス」と言います。

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◆親子関係には無い、生物学的な欲求

 「反抗」については、上で述べたとおり、親からの「精神的な自立」を求めての行動と言えます。 もう一方の「性」については、第二次性徴によるホルモンの分泌に加え、自らの体の変化と、異性を求める“生物学的な”欲求が生まれます。

 これは、今までの親子関係の中で、体験したことのない衝動です。子どもは、自分だけがおかしくなったのでは・・・という、不安や罪悪感におそわれることもあります。一旦悩みだしてからは、なかなか親には相談しづらいもの。

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◆正しい「性」感覚を、早い段階から伝えよう

 親よりも友人よりも、異性を崇拝し、自分と同一化したいという欲求は自然な流れ。「相手も大切に、自分も大切に」という正しい性意識の下では、健全な『自立』を促進します。ただ、世間に流布している多くの偏った情報を得て、ゆがんだ性観念にとらわれてしまうことで、自分も相手も傷つけてしまう危険性もあります。
 日頃の何気ない会話の中で、「性」についての正しい知識?「いのち」の元となる大事なこと、将来誰かを愛し、家庭を築く上でもとても大切なことだと、話しておくのがいい方法かもしれません。
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「自分らしさ」「自分の未来」もジブン次第。現代っ子の苦労

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◆選ぶのは自分、責任を負うのも自分

 今の子ども達は、昔に比べて豊かで自由な時代に生まれ育った「親」、に育てられた世代。

 「自由」で「自分らしく」生きることが信条の世の中では、なんでも「自分で」選ぶことができますが、その結果も「自己責任」。でも「自己責任」ってどこまでなんでしょう。そのリスクを負う不安から、大きな変革を伴う行動を避け傾向が強いといいます。

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◆子どもの前に「立ちはだかる大人」がいない


 かつて地域や家庭内の社会的通念が明確であった時代、親や社会に従うか歯向かえば良いのですから、自立への道のりはむしろ楽でした。今は「勝ち組」「負け組」と言った枠で捉えられ、“小さくても若くても、勝てば文句を言われない”自由な社会。風通しがよくなった代わりに、子どもの周りに「立ちはだかる大人」、つまり「立ち向かうべき大人」の姿も減ったのではないでしょうか。

 今の子どもたちは、立ち向かって傷つく(傷つける)よりも、「リスペクトもしないけれど、相手の立場もわかる」というように、折り合いをつけてみせます。その裏で「自分が傷つかない居場所」「自分が自分らしく生きることのできる場所」を模索しているようです。

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◆真の「自分らしさ」は他者の中で見えてくる

 でも、「自分らしさ」は他者とぶつかり、他者と違う自分を認める中で生まれてくるもの。頭を使ってお互いのメリットを考え、傷つけ合うことを避ける関係性の中で、「自分らしさ」が見えるはずもありません。家庭内においても、友人関係においても、『適度に心地よい』コミュニケーションでしか成り立たない関係。それは心からの信頼がある関係と言えるのでしょうか。

 ちょっとした挫折や誤解がきっかけで「キレる」現代の子どもたち。思春期特有の過敏さとは言い切れない、傷つけあい、傷を舐めあう、生身の(むき出しの)感情や関係に慣れていない現代っ子の成育環境が見て取れます。

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◆子育てのラストチャンス、お見逃しなく

 同じ「思春期」と言っても、真っ向からぶつかり合うことが青春だった思春期世代と、「嫌われるのが怖いから」親友にも深い悩みは話さないという、今の思春期世代の違いにはギャップがあるのを認識しましょう。一般的に子どもに対する“過干渉”は「ウザイ」もの、自立心を阻んでタブーとされます。

 でも、子どもが道を踏み誤ったと思われる時。子どもが無闇に反発することで、親(大人)の『本気』度を確かめていると感じた時。

 一人前の大人として、社会に出ていく前の通過儀礼として、親(大人)が“全存在を懸けて”子どもときっちり向かい合う『子育てのラストチャンス』が、この思春期にはあるのかもしれません。大人の皆さん、お見逃しなく。
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NPO法人子どもネットワークすてっぷ(五所川原)

           
 

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  五所川原に拠点をおく「NPO法人子どもネットワークすてっぷ」。
  子どもと子育て中の親を応援し続ける思いが、
  人を動かし、地域を動かすパワーとなっています。
  その活動をご紹介します。
 

 
            
 

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  ●未就園児とお母さんが楽しめる場所 「おやこであそぼ」
 
  ●子どもによる子どものためのまつり 「かでで」
 
  ●親子で「本物」を観たい聴きたい 「舞台鑑賞」
 
  ●様々な体験を通して豊かな心を「すてっぷ子ども教室」
 

 
            
 

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  未就園児とお母さんが楽しめる場所 「おやこであそぼ」 
 
            
              
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   外は猛吹雪。真冬の2月のある日、「おやこであそぼ」に、幼稚園就園前の乳幼児と親が続々と集まってきました。
   
   「おやこであそぼ」は月2回水曜日、10時??3時まで、エルムの街ショッピングセンター内にあるエルム文化センターで開かれています。
 
 
              
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   初めの1時間程度は、スタッフと一緒に親子で遊ぶ時間。
   この日は忍者の修行ごっこ。
  ダンボールのトンネルをくぐったり、縄をとびこえたり。こんな吹雪の日は特に、広いスペースで思いっきり遊べて子どもたちもイキイキしています。
 
 
              
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   絵本の読み聞かせの時間です。
  みんな真剣な表情できいています。「ずーっとずっとだいすきだよ」は、子育ての先輩であるスタッフさんからお母さんに、「子どもに大好きだよと『言葉に出して』伝え続けて欲しい。」という思いから。
 

 
 
              
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「ちょっとだけ」は、これから兄弟が生まれるこの年頃の子どもたちに向けて、「ちょっとだけ」お兄ちゃんお姉ちゃんになるけど、お母さんに甘えていいんだよというメッセージを込めて…。 

 
 
              
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   その後は、自由に遊ぶ時間です。
  スタッフに子育てのことを相談したり、参加している他のお母さんとおしゃべりしたり、3時まで自由に過ごします。
 
 
              
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   エルム文化センターに常設されている「すてっぷ子育て情報ボード」。各種子育て情報が掲示されます。また、ポストも常設。
 
             
  ←子育てに関する「知りたいこと」「ギモン」「お悩み」「身近な情報」にお答えします。用紙に記入してポストへ入れてください。 
 
 
            
 

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  子どもによる子どものためのまつり 「かでで」
 
            
            
 

 
   子どもが主役のおまつりをつくりたい、子どもが自分を表現する場を提供したい、と「子どもまつり『かでで』」は始まりました。毎年7月に行なわれる「かでで」は、運営は子どもたちが主体となるよう大人はサポートしていきます。内容は子ども市(イチ)とステージ。
 

 
            
 

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  わーい。おまつりのはじまりだー! 

 
            
 

  ごっこ遊びじゃないよ。
  こんな本格的に任せてもらうなら、
  だれだってワクワクしちゃうよね。
 

 
            
 

   子ども市では、小学生たちが出店します。フリーマーケットのように、家にある不要なものを売るのではなく、子どもが手と頭を使って、商品をつくり、販売します。女の子は、ビーズアクセサリーや編み物などの小物、男の子たちは紙でつくったゲームなどが多いようです。
   店長会議を重ね、準備から、収支の報告まで、やるからにはきちんと責任を持ってやってもらいます。がんばったことを評価してあげたいというスタッフの考えから、今年度から、お店の運営で工夫したこと、お店がきれいだったことなどに対して、賞を設定したらますます真剣になったとか。
 
   ステージでも、運営から出演・演出まで子どもが担当します。何かやりたい人を募ると、結構志願者が出てくるそうです。
 子どもが中心のお祭なので、現在一般の出店は遠慮していただいていますが、それでも、企業や地域の人たちが、サポートしてくれています。このお祭りに、地域の協力は欠かせません。運営は子どもたちがですが、スタッフの地域を巻き込むネットワークが、まつりを支えています。 

 
            
 

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  親子で「本物」を観たい聴きたい 「舞台鑑賞」
 
            
 

   年4回の舞台鑑賞。劇や、音楽、また手品やパントマイムのショーなど、親子で楽しめる舞台をよんでいます。「すてっぷ」の前団体ともいえる「おやこ劇場」時代から、生の舞台を観て感じる楽しさ、感激を子どもに伝えたい、という思いとともに、ずっと続けてきているものです。月700円の鑑賞会費を払う会員は120名ほど。鑑賞会の際にチケットを購入しても鑑賞できます。 

             
 

  平成20年5月22日
くわえ・ぱぺっとステージ「ともだちはブブとトト」
ブタの子ブブとサカナのトトが出会い
  1人ではできないことも一緒にならできるかも…
  そんな心があったかくなる人形劇です
  18:30?19:20  
  五所川原地域職業訓練センターにて。
  前売券2500円 当日券2800円 
 

 

 
 
            
 

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  様々な体験を通して豊かな心を「すてっぷ子ども教室」
 
              
  stepkodomokyoshitu1.jpg     年12回のプログラムで、小学生を対象に「すてっぷ子ども教室」を開催しています。
   その内容は「農業体験」や、「料理教室」、「キャンプ」、「絵本づくり」などさまざま。
   子どもが安心して、いろいろなことに挑戦できる居場所が求められている昨今。ここで体験した経験や思い出が子どもたちの成長の栄養になりますように。
 
  ←「農業体験の様子」
 
            
    
            
 

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  地域のニーズに応えて
 
              
  stepgenkimati.jpg    「五農の森で高校生とあそぼう」
 
   青森県教育委員会の「高校生元気まち創造サポーター育成事業」では、地域に関わる取組みに、高校生が社会団体と協働で企画・立案・運営を任されます。
 
   すてっぷと共に、五所川原の高校生28人が小中学生に向けて、「五農の森で遊ぼう」を企画しました。
 
  ←企画会議の様子
 
            
   その他、「子育てサロン」・「人権教育」・「絵本3世代交流」・「絵本づくりパーティー」等、多種多様な活動をしています。 
            
 

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  「子どもネットワーク・すてっぷ」のこれからについて
  事務局の野呂さんにお話を伺いました。
 

 
            
 

 
  「地域」・「ネットワーク」・「働く場として」

 
   現在、すてっぷのメンバーはお母さんが中心です。その良いところもあるけれど、これからは、男性や、高齢の人、地域で職業を持って活躍している人、いろいろな人が関わっていくことで、すてっぷの活動にも幅が出てくるのでは、と思っています。
   すてっぷのメンバーを中心としたネットワークで集まってくる情報から、次々と変わっていく地域の課題が見えてきます。今の問題に今、素早く対応していける、NPOの利点を活かして活動していきたいです。
   また、やりたいことを実現・運営していくにはやはりお金がかかります。現在は様々な助成金を利用していますが、財政的に確立させていきたいと考えています。
 
  野呂さん「地域で子どもを育ててもらった恩返しみたいな気持ちです。」
 
   子どもの事件をきくたびに心が痛み、誰かが何かをしないと、という思いもあります。また、この地域でお母さんが変わって、地域が変わって、ともに育っていきたい…。今活動していることが、地域を変え、自分に返ってくるはずだと思っています。
 

 
            
 

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   今回ご紹介した「NPO法人子どもネットワークすてっぷ」
  ホームページは→コチラ
  その他お問い合せは
  〒037-0044 青森県五所川原市元町53番地
  TEL/FAX 0173-34-2170
 

 
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